福祉仕事には様々な職種がありますが、その中に相談支援専門員という職種があります。この職種の仕事内容は、障害福祉サービスの利用を希望する身体障害者・精神障害者・知的障害者に対して、何が必要かを障害者本人から聞き取りを行い、必要な障害福祉サービスを提供するためのサービス等利用計画を作成し、その事を通じて障害者の自己実現を手助けする専門職です。こちらの専門職の特徴として、障害者の夢を実現するためには障害福祉サービスを利用するだけでなく、民間企業が行っているサービスなども使っていきます。
相談支援専門員に求められる力として1番大きな事が洞察力です。障害者によっては、本心と逆の事を話す人もいます。本当はどう考えているのかを良く観察する必要があります。次にどのような社会資源があるのかを把握しておく必要があります。また、そちらを統括しているサービス管理責任者の性格も把握しておく必要があります。そして、支給決定を行う市町村の障害福祉課とも人脈を作っておく必要があります。障害福祉課に人脈があると、支給決定が行われやすくなる傾向が強いです。こうした人脈は、サービス等利用計画を作成するために行うサービス担当者会に活かされます。この会議では、各専門職で意見が食う場合があります。そういった場合には、各専門職の担当者の意見を調整する必要があります。障害福祉サービスが入った後も定期的に利用者を訪問し、必要な場合にはサービス等利用計画の見直しを行っていく場合があります。